かんきつの皮を使って飾り物などを作るピールアート教室が2日、愛媛県宇和島市文京町の鶴島小学校であり、5年生30人が地元の特産品を生かした作品作りに挑戦した。
 「えひめいやしの南予博2016」の一環として、かんきつの魅力を発信するNPO法人「柑橘ソムリエ愛媛」が開いた。ピールアートの第一人者で金沢市の芸術家、才田春光さん(62)を講師に招いた。
 教室では、温州ミカンの皮を使ったリースを作った。才田さんの説明を受けながら、児童は皮を花びらのように16等分して丸め、ワイヤに通した。細い作業に「全くできない」と嘆く声もあったが、熱心に取り組み完成させた。児童は「普段捨てていた皮で作品ができ楽しかった。実用的なものも作りたい」と目を輝やかせた。